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ツマミにするなら白えびのないフツーのビーバーの方がオススメ

ツマミにするなら白えびのないフツーのビーバーの方がオススメ

昨日のスッキリ!で話題になった白えびビーバー
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190716-25215083-sirabee

もとは白えびのない「ビーバー」という商品。
1970年の大阪万博カナダ館のビーバー人形の歯のカタチからとったネーミングだそうで、その頃世にでたのであれば、ブルボンをはじめとする新潟勢と同様に3mm角の昆布を練り込んだ生地を米油100%か米油と菜種油半々の油で低めの油温下で時間をかけて揚げて、目の細かい塩とL-グルタミン酸ナトリウムと5'-リボヌクレオチド二ナトリウムを混ぜた調味粉をぶっかけて商品化したものでしょう。たぶん。

原材料表示が
https://arnon.jp/shirobeaver
に載ってます。
原材料表示は原材料と食品添加物は前後に分けて表示され、さらに原材料と添加物とで使用量の多い順に記述されています。

ん?この原材料表示は2015年に施行された食品表示法に違反してますね。原材料と食品添加物は区別できるように「/」を入れるか改行するかなどをしなくてはならないはず。包材消費用の猶予期間も2年のはずなので、2017年には表示が変わってないとならないんですが。

ま、それはいいや。
白えびビーバーの原材料表示を見ると予測がつくと思いますが、白えびの方は実は甘いんです。
甘さのもとのシーズニングの量が油よりは少ないけど昆布よりは多い。
シーズニング自体の甘さが文字列情報からはわかりませんけど、画像を見る限り、使用原材料全体の2~3%が昆布のはずで、それよりもシーズニングの重量の方が重いことになります。
米菓の調味粉の一成分が生地の昆布より多いというのは結構な配合比になります。
意図的に甘い味付けにしたんでしょうね。

でもきっと酒にはあまり合いません。

もったいないなぁ。塩味の方がいいと思うんだけど。



ちなみにこれ、いくら人気が出てもそうそう量産できるものじゃありません。
揚げ釜を新調するには1000万円超のお金がかかりますし、なにより工場内に増設スペースがなければどうしようもありません。
揚げ釜を新調せずに増産するには単に稼働時間を延ばすしかなくなりますが、これがまた量産がきく商品じゃないんです。
小粒の揚げ餅関連の商品に含まれる油は30%近くになります。一度に揚げる生地の量を増やせば一気に油が消費されてしまい、すぐに油をつぎ足さないとなりません。
高温の油は酸化が促進されるため、油は室温以下で管理されているはずなので、低温の油を釜につぎ足すことになります。すると油温が上がるまで揚げ作業を待たないとなりません。効率が落ちますので結局は揚げる回数を増やすしかないんです。

最新の揚げ釜は循環している油の海の中を上下のコンベアに挟まれた生地が通ることで、連続して生地を揚げることができるモノがあるのですが、従来の揚げ釜と比べると設置に要するスペースがでかくなりますので、こちらもやっぱり工場に手を入れることになります。おそらくビーバーはでかい油釜の中にでかい鉄のカゴを入れ、その中で生地を一定量投下して、一定時間フィンでかき混ぜ、揚がったらカゴごと油から出すという手法でしょう。

人気が落ち着いてから買いに行った方がいいと思います。


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